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【2024年最新】【沖縄本島北部】世界自然遺産登録地やんばるを探検!おすすめ観光ツアーは?自然体験ツアーをご紹介】

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沖縄・奄美世界自然遺産へ
沖縄・奄美世界自然遺産へ

国内から10年ぶり5件目!2021年7月世界自然遺産登録が沖縄・奄美へ

2021年7月、世界自然遺産登録決定のニュースが流れました!!

リバートレッキング
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国連教育文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際自然保護連合(IUCN)」は、日本政府が世界自然遺産に推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」について、2021年7月世界自然遺産登録決定を正式発表。

 

 

世界自然遺産記載基準で、評価されたポイントは「生物多様性」

世界自然遺産登録記載基準4つ((vii)自然美、(viii)地形・地質、(ix)生態系、(x)生物多様性)のうちのひとつを満たすことが求められるのですが、評価されたのは「生物多様性」という基準です。
[x]生物多様性
学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。

推薦地である「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」では、

”陸域生物多様性ホットスポット「ジャパン」の陸生脊椎動物の約57%が推薦地を含む4地域に生息し、その中には日本固有の脊椎動物の44%、日本の脊椎動物における国際的絶滅危惧種の36%が包含される。また、推薦地では、国際的絶滅危惧種95種を含め、絶滅危惧種の種数及び割合も多い。”

環境省webサイト「推薦地の特徴」

とあります。

推薦地の面積は、日本の面積のたった0.5%にも満たないのですが・・・、

そんな小さな場所に、多くの固有種、絶滅危惧種がギュッと集まった場所になっているのですね。

 

 

そんな貴重なところを観光?訪れることはできるの?

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福地ダムをカヌーで

沖縄本島北部、世界自然遺産登録地の森は、「登山口」「登山道」などと看板があるわけではありません。山歩きになれた方でも、道をしっかりと知らなければ、迷ったり、滑落などの事故、怪我につながるおそれがあります。もし遭難した場合、携帯の電波が入っていても、目印が全くないため、「自分の居場所」を救助者に伝えることができません。また、沖縄では、山の中で毒のある「ハブ」と出会う危険性もあります。

ガイドなしで自分たちだけで山の中を自由に歩いて行ける場所ではありません。

ドライブだけなら?大丈夫?と思われるかもしれませんが、大きな観光施設につながる主要道路だけにしてください。山の中へどんどん入ってしまうと、道路であっても携帯の電波が届かない場所がたくさんあります。携帯のGPSも反応しません。今、どこにいるのか、わからなくなります。

ガイドと一緒のツアーを申し込みましょう。

ガイドなしの場合は、沖縄本島北部で以前から知られている、駐車場完備の観光スポットにて、整備されている遊歩道を歩いて楽しみましょう。

 

 

【2024年最新】世界自然遺産登録地を探検!!おすすめツアーはこちら!シャワークライミングツアー

 

2017年、沖縄本島北部の東村ガイドたち有志で世界自然遺産登録に向けての話合いがスタート。

自然案内ガイドたちから動き出す。地域から声を出していく。これこそ、今から24年前、観光客ゼロからの出発で、様々な自然体験型のメニューを推進してきた東村のスタイルのように感じます。

ツアーを作り、実際にお客様を案内して、課題を出して解決策を練る。フィールドを歩いて、そして帰ってきては話し合いを何度も重ねる数年間。貴重なエリアであるということをしっかり認識し、ガイドたちだけではなく、NPO法人観光推進協議会、環境省、東村役場、福地ダム、たくさんの方々との調整、許可、ご協力を頂いて、ひとつひとつ進めていきました。

その活動が評価され、NPO法人東村観光推進協議会は2019年にエコツーズム大賞特別賞を受賞。

受賞したツアーのひとつがこちら。「シャワークライミングツアー」。(5月~10月開催可)ウエットスーツを着て、ライフジャケットを着て、全身びしょ濡れになりながら、森の中の川を歩いていきます。川といっても、ほとんどが膝ぐらいの水深。ところどころ、足が付かない水深もありますが、泳いだり、飛び込んだり、遊び方は人それぞれで無限大!

 

世界自然遺産登録地で遊びたい!そんな皆さんへ本ツアーをおすすめする理由

混雑がありません。本ツアーでしか行けない秘境へGO!沖縄本島北部の秘境へ!

沖縄本島北部の秘境へ

コロナ禍で、アウトドアへの関心が高まってきているのは、沖縄も同じ。沖縄本島北部の海、山などは週末になると人であふれてきています。駐車場の整備も追いついていないところは路駐になってしまい、また、ごみ問題なども課題が見えてきています。

携帯の電波が入らないエリアも多くあり、安全性の問題もあります。

本ツアーは少人数制のツアーで、福地ダムの湖面でカヤックに乗り、世界自然遺産登録地の森へのアクセス。ツアー以外では入れない場所へ入っていきます。

リバートレッキング
緑の中を歩いていこう

 

【混雑がないということのメリット】

★ゆったりとお客様のペースに合わせて楽しむことができます。満足度だけでなく、怪我のない安全なツアー催行にもつながります。

★「許可を申請して入っていくフィールドでのツアー」というポイントは環境保全にもつながります。

 

「誰でも自由に入れる場所」なのか、そうでないのかはこれからの自然体験の大切なポイントになります。沖縄県の中でも素敵な自然のスポットが、人であふれてしまったことで「閉鎖」になってしまったり、ごみ問題などの課題に直面したりしています。

人が入らないことで、もちろん環境保全はできます。ただ、都市から離れた自然あふれるエリアは、雇用を作り出すことが難しく、どんどん過疎化が進んでいきます。

「人が共生しながら自然を楽しむ。雇用を作る。」

「環境保全のシステムを人がしっかりと担う。」

そんな想いのもとに東村ガイドたちは話し合いを進め、本ツアーをご案内しています。

 

 

いかがでしたか?

「2021年7月世界自然遺産登録決定!」このニュースから早、なんと、2年(*_*)

コロナ禍が終息してきた今こそ、沖縄本島北部へ訪れてみませんか?夏季のみのツアーですので、ぜひぜひこれからのご旅行に。

 

どんなツアー?「シャワークライミングツアー」の様子をもう少しくわしく

 

申し込みは、東村観光推進協議会のサイトから。島風は、東村観光推進協議会の会員です。申し込みの際は「島風のサイト見たよ。」とお伝えください(#^.^#)↓

 

東村観光推進協議会webサイト「秘境ツアー申込み」

この記事を書いた人

永西由実

大阪出身。大学時代は大阪府立青少年海洋センターにて、セーリングなど、マリンプログラムに携わる。その後、小学校教師、JICA青年海外協力隊を経て、2013年に沖縄へ移住。 ・赤十字水上安全法救助員Ⅰ ・沖縄マリンレジャーセイフティービューロー認定水難救助員 ・NPO法人沖縄県カヤック・カヌー協会認定ガイド ・一級小型船舶操縦士免許 ・WAFA(Wilderness Advanced First Aid)取得 ・Leave no trace トレーナー取得

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